設備見学ツアー2023

2023年11月26日、設備見学ツアー2023を開催しました。
今年も理事会理事・自治会委員向けに、パーク・ハイム狛江のさまざまな設備を知ってもらい、災害への備えなどを学んでもらうために開催しました。

寒い中でしたが、前半は構内各所の設備を見て回りました。

防災井戸・ポンプ室付近では、通常のポンプ室経由の水道水/水道本管直結の水道水/井戸水という、供給される3種類の水源の違いや災害時の活用方法などを説明しました。

14階の高さからの遠望。あいにくの曇り空の今回は新宿のビル群は霞み、東京スカイツリーやはるか遠くの山並みは視認できませんでした。

集会室に戻り、パーク・ハイム狛江周辺や多摩川について、地図と写真で探索する講座を聞いてもらいました。

来年度は防災サポートメンバー向けツアーや、居住者全体向けのツアーの復活も考えています。

防災井戸完成・災害用浄水器購入

2021年末、1号棟エントランスの左側に防災井戸が設置されました。

災害用手押しポンプ(手前)と通常時使用の電動ポンプ(奥)

これまでパーク・ハイム狛江には4基の井戸があり、噴水や非常用発電機の冷却水の水源、清掃用などに使用していましたが、管が詰まったり、ポンプが故障したりしてメンテナンスコストがかかることから、今後は噴水と非常用発電機に使用している1号棟前の井戸のみをメンテナンスしていくことになっています。2021年度、管理組合では1号棟前井戸のポンプの交換を機に、停電時の水源としても使用できるように、災害用の手押しポンプを設置しました。

しかしこの井戸水は水質検査で飲用には適していないことがわかっていました。そこでこの度、災害時にこの井戸水を飲用にも使用できるよう、防災対策チームの2021年度予算で「災害用浄水器」を購入しました。

これは狛江・田中橋交差点近くにある、地元企業のかりはな製作所の製品で、フィルターによる細菌除去やにおいの除去ができ、手押しポンプにより毎分8リットルの浄化ができるものです。

2022年の防災訓練が開催される場合は実演をして居住者の皆さんに確かめてもらおうと計画しています。

エレベーターのリニューアル

2021年11月29日、マンション内のすべてのエレベーターのリニューアルが終了しました。新しいエレベーターはいくつもの安全性の向上が図られていますが、防災面ではP波感知地震時管制運転装置と、停電時自動着床装置の追加が大きな改善点となります。

これらの機能が搭載されたため、各ご家庭の防災キットに入っている防災ハンドブック内の「緊急時のエレベーター動作」(9ページ)が変更となっています。詳しくは当サイトの防災ハンドブックのページをご覧ください。

土のうを準備して浸水に備えました

パーク・ハイム狛江は1階に電気室などの共用施設がありますが、管理組合では台風19号の影響による万が一の浸水に備えて、12日18時半頃より土のうを準備し、設置しました。

土のうは防災対策チームが備蓄していたもので、土を入れるのではなく、水を吸わせるとふくらんで重量が増す「吸水土のう」です。1号棟の電気室、発電機室、東電借室、ポンプ室、3号棟の東電借室のドアの前に置きました。

作業されたみなさま、ありがとうございました。

22時半現在、多摩川は世田谷区玉川で氾濫と発表、狛江市内では一部停電が発生している状況です。