2019年度防災対策チーム事業計画

6月23日の管理組合総会で防災対策チームの2019年度事業計画が承認されました。

災害対策本部運営マニュアルに沿ったシミュレーションの実施

数年にわたり策定してきた「災害対策本部運営マニュアル」が完成したことから、本年度はその実地訓練に向けての準備を進めてまいります。
同マニュアルは、甚大な災害が発生したときに管理組合、自治会、防災対策チームが連携し、居住者の安否確認や救護、飲料水や支援物資などの配布、インフラの被害・復旧状況の確認や居住者への周知などを行い、居住者が混乱せずに、安心して避難生活を送れるようにするためにはどう行動すればいいかを文書にまとめたものです。
関係者が集まり、被災時をシミュレーションして、このマニュアルに従って行動して問題点などを確認することを想定していますが、自治会委員が10月に入れ替わるので、実際のシミュレーションを実施するのは2020年の夏頃を目指します。

防災備品の購入

防災対策チームでは、このマンションに合わせた防災関連備品を毎年予算内で購入していますが、今年度は大きなものでは以下2種類を購入する予定です。
3号棟倉庫内に防災対策チーム用の棚を設置します。テントなどの大型備品の収納に使用する予定です。
1階にある電気室など各種共用設備の水害対策として、浸水防止シートを新たに購入します。これまでは吸水式土のうを用意していましたが、より簡易に設置できて効果が高いシート式の防水用具に着目しました。


このほか、冬期実施予定の設備見学ツアー、4月実施予定の防災訓練などイベントの計画・実施、防災図書の購入や防災サイトからの情報発信など居住者への防災啓発活動、狛江市町会自治会連絡会への参加など地域との連携活動を引き続き進めていく予定です。

防災訓練2019参加者アンケート結果

今年の防災訓練は10時の開始時点で全世帯の3割に当たる94世帯の参加があり、当日配布した参加者アンケートには31名の方にご協力いただきました。

グラフはクリック/タップで拡大します

上のグラフのように、さまざまな年齢層・参加経験の方からご回答いただきました。

よかったものを選ぶ設問では、「○×クイズ」や「青いリボン作戦」が多くの方から支持され、パーク・ハイム狛江独自の防災訓練が根付いてきていると感じました。

また、今回の目玉企画であったVR防災体験車も好評で、全部で149名に体験いただき、そのうちパーク・ハイム狛江からは106名の方が体験されたことが現場での調査からわかっています。初の試みである地域との一体開催も好意的にとらえられていることがわかりました。

以前のインターホンでは各居室親機の経年劣化で十分な音量が得られず、「聞こえない」という意見が多くあり、しばらく開始合図の一斉放送は中止していましたが、昨年新しいものに更新したので、今回は一斉放送を復活させました。これは概ね「よく聞こえた」との結果が得られました。この新しいインターホンでは一斉放送に30秒間という時間制限があり、開始合図のアナウンス原稿が読みきれずに途中で切れてしまうというハプニングが起きました。このことは自由記述欄でもご指摘をいただきました。

安否確認は近くの部屋の皆さんとの顔合わせの機会でもあり、顔と名前を知ってもらえるように点呼をしました。これについては防災面で重要というご意見があった一方で、エントランスに着いたときには点呼が始まっていて、他の方を知ることができなかったというご意見もいただきました。

各家庭での災害に備えた備蓄についての設問では、これまで非常用トイレの重要性について周知してきたこともあり、「充分備蓄している」が昨年の20%から36%へと、大幅に増えました。今年はさらにたまったトイレの袋を処分できない場合に備え、防臭袋を紹介してサンプルの配布をしました。今後は防臭袋の備蓄が進むように働きかけていきます。

安否確認時の聞き取り調査データの集計を見ると、エントランスごとに参加率が高いブロックと低いブロックに別れていることがわかります。これは例年同じ傾向です。防災対策チームでは来年に向けて参加率が低いブロックがある理由を分析し、より多くの方に参加していただける工夫を検討してまいります。

アンケート結果のダウンロード(PDF 1.06MB)

火災発生時脱出方法ムービー

防災訓練の○×クイズ1問目は「 火災発生時玄関から逃げられない場合、バルコニーから1階まで脱出できる」という問題で、正解は○でした。
過去の防災訓練ではこの設問に関連したデモンストレーションを複数行ったことがあり、今回プログラムには記載がありませんでしたが、集会室でその様子をまとめたムービーを上映しました。

火災発生時 お部屋からの脱出方法

防災訓練2019ご参加ありがとうございました

4月21日(日)、パーク・ハイム狛江7回目の防災訓練が晴天のもと実施されました。

松原俊雄狛江市長

10時に消防車のサイレンが鳴り、一斉館内放送で訓練が開始されました。居住者は部屋備え付けの青いリボンをバルコニーの手すりに結びつけ、1階のエントランスに集合。自治会による安否確認訓練をしたのち、松原狛江市長はじめ関係者のあいさつ、防災の知識を問う○×クイズと進みました。

近隣にお住いの皆さまにも参加を呼びかけた今回の防災訓練でしたが、商店街などに貼っていただいたポスターを見て訪れた方や、たまたま散歩中に通りがかった方などにも体験していただくことができ、地域との共助への足がかりになったのではないかと思います。
お忙しい中ご参加いただき、ありがとうございました。