消火栓の使い方

火災発生!
消火器を使うが、火の勢いが収まらない…
119番はしたが、消防車はまだ来ない…

そんなとき、私たち居住者がとれる初期消火の手段のひとつとして、このマンションには消火栓設備が備わっています。

消火栓はどこにある?

パーク・ハイム狛江では、消火栓はおおまかに1号棟の偶数階、2号棟の奇数階、3号棟の1階から13階までの奇数階と14階の廊下に備わっています。

消火栓は消防法により、設置場所や種類が定められています。
3号棟の1階から11階の一部には消火栓が設置されていません。後述の消防隊用の放水口が備わっています(1階を除く)。

消火栓の各部はどうなってる?

これは2号棟3階に設置されている消火栓です。設置場所により外観が異なる場合がありますが、基本は同じです。正式な名称は「屋内消火栓」といい、パーク・ハイム狛江に設置されている「1号消火栓」というタイプは最低2名で操作するようになっています。

下側の扉を開けるとこのようになっています。

①発信器 ②位置表示灯 ③ノズル ④開閉弁(バルブ) ⑤ホース連結部 ⑥消防隊用放水口

消火栓の使い方

実際に使用するときは以下のような手順になります。2名以上で操作してください。

①の発信器についているボタンを押し込みます。

ボタンの前には透明なカバーが付いています。強く押すことでカバーが破れ、ボタンが押せるようになります。
ボタンを押すと内部のベルが鳴り響き、周囲に火災が起きていることを知らせます。同時に消火ポンプ室のポンプが起動し、放水ができるようになります。
消火栓のポンプが起動している間は②の位置表示灯が点滅します。

ホースをすべて引き出します。1名は消火栓の前で待機し、もう1名が③のノズルを持って出火元に向かいます。

ホースには高い水圧がかかるため、折れがないように伸ばしていきます。
ホースは15mのものが2本連結され、30mの長さがあります。必ず箱から全部引き出してください。

出火元に近づき準備ができたら、消火栓の前で待機している人に合図します。

消火栓の前で待機している人は合図を見て④のバルブを全開にします。
これで放水が始まります。

毎分130リットル以上を放水するため、高い水圧がかかります。ノズルはしっかり持ちましょう。
ノズルで水圧を調整したり、一時的に水を止めることはできません。

消火が確認できたら消火栓の前で待機している人に知らせ、バルブを閉めてもらって放水を終了します。

放水訓練の様子

これは2013年8月の放水訓練の様子です。2枚目は2026年の防災訓練のポスターやプログラムに使った写真です。
このときは狛江消防署と管理会社の協力を得て、2号棟1階の消火栓からホースを延ばし、中庭噴水付近に実際に放水しました。

この写真からわかるように、ノズルの先から太い水が勢いよく出ていて、消火器よりも遠くの火元を狙えることがわかります。また、水圧が高いため、消防署員が後ろでホースに手を添えてサポートしています。本来2名で操作しますが、実際にはもう何人かいるとよりスムーズで安全な消火活動ができます。

消火栓あれこれ

パーク・ハイム狛江の場合、場所によって消火栓箱の見た目が異なったり、消火栓のように見えるけど消火栓ではない箱であったりする場合があります。それぞれの設置場所と機能の違いについて説明します。

下の表をスマートフォンでご覧いただく場合は画面を横方向にすると見やすくなります。
1号棟 4・6階
2号棟 3・5・7階
3号棟G 3・5・7・9階
3号棟H 3・5・7階

*写真は1・2号棟のもの
上で説明に使った基本の消火栓です。
扉には「消火栓」という文字のほか、消防隊マークがついているので、消防隊用の放水口も併設されています。
1号棟 1・2階
2号棟 1階
3号棟G 1階
3号棟H 1階
*写真は1・2号棟のもの
1号棟2階は扉にマークがありますが、放水口は備わっていません。
❶と同じようですが、1階・2階に設置されている消火栓には消防隊用の放水口がついていません。見分け方は扉に消防隊マークがないことです。
3号棟B~F 13・14階基本の消火栓とほぼ同じですが、消防隊用の放水口のほか、上部扉内に管理棟防災センターと通話できる受話器が収納されています。
3号棟A 13階このタイプは基本の消火栓と異なり、ホースがリールに巻かれて収納されています。奥には消防隊用の放水口とホースも収納されています。
3号棟A 3・5・7・9階
3号棟B~F 3・5・7・9・11階
3号棟の多くの場所で見られるこのタイプには、発信器と消防隊用放水口がついています。
居住者が操作できる消火栓ではありません。
3号棟A~F 1階
管理棟
発信器のみで、消火栓はついていません。
3号棟A 11階一見消火栓のように見えますが、扉に「消火栓」という文字がありません。
扉内には消防隊用の放水口と専用ホースが格納されていて、消火栓はついていません。
3号棟B・F 11・13階
3号棟C~E 11・13・14階
これは❸や❺とペアで設置されている消防隊専用ホース格納箱です。
高層階では消防隊がホースを持って駆けつけるのが困難になるため、11階以上に設置されています。

消防隊用放水口とは

一部の消火栓箱の中には「消防隊用放水口」があると説明してきました。それはいったい何かというと…

1号棟前にある消防隊用採水口と送水口

パーク・ハイム狛江の中庭には、何か所か消防隊用の「送水口」があります。この送水口に消防ポンプ車のホースをつないで送水すると、建物内の配管を通って3階以上に設置されている「放水口」に水が送られ、消防隊が消火活動をすることができます。送水口はポンプ車2台を接続できるように2つの接続口があります。

これらの設備を「連結送水管」といいます。連結送水管の配管は消火栓よりも太いパイプで、ホースも消火栓用のものより太いものを使用します。

写真の1号棟前には「採水口」も備えています。採水口は駐輪場下にある防火水槽から配管がつながっています。つまり採水口→消防ポンプ車→送水口とホースをつなぐことで、大量の水を建物内の送水口に送ることができるようになっているのです。

送水口、採水口の前は車路になっていますが、その前に駐車することは厳禁です。

これらの消火用設備は消防設備点検の際にあわせて点検され、消火栓のホースを交換したり、連結送水管の耐圧試験を行うなど、定期的にメンテナンスが行われています。

自宅の周囲の設備を確認しておきましょう

ご自宅の周囲にどのような消火栓設備があるか、一度確認しておきましょう。
その際は下部の扉を開けてもかまいませんが、一部の消火栓は塗装の膜が厚くなっており、開ける際にかなり力が必要な場合もありますので、ケガをしないようにご注意ください。
上部の扉も開けることができますが、扉につながる配線があり、断線するおそれがあるので開けないでください。